公正証書遺言書の作成事例:群馬県伊勢崎市

2020年07月25日 相続関係

 ご依頼主のHさんはご夫婦ご健在でお子さんが3人いらっしゃるご家庭でした。
今後、ご夫婦どちらかに万一のことがあったときの為に遺言書を作成したいというご希望でした。また、しっかりとしたものを作りたいので公正証書遺言で作成したいこと、ご自身で調べられる限り調べたがやはり全てはやる自信が無いということで専門家に依頼したいというお話でした。
 主なご希望内容としては、ほとんどの資産は夫が亡くなった場合は妻に、妻が亡くなった場合には夫に相続させ、一部不動産に関しては、お子さんのAさん、Bさんに指定の不動産を相続させるというものでした(本件の場合、遺言書が無い場合の通常の配分比率としては、全資産のうち、1/2を配偶者(夫または妻)、Aさん1/6、Bさん1/6、Cさん1/6となります)。お子さんの内Cさんに関しては相続させたくないというお話でした。ご希望の内容で公証人と内容について打ち合わせをし、必要書類を収集を行いました。また、資産の配分割合はおいておいても本来相続人となるCさんに関しては、相続人の権利として遺留分があること(子どもの場合は、元々の半分、つまり1/6の半分なので1/12となります)、遺留分減殺請求というものがある旨をHさんにご説明し、ご納得いただいた上で公正証書遺言を作成いたしました。その際の証人の一人として私が署名もいたしました(公正証書遺言では2人の証人を用意する必要があります)。

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